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平成29年1月1日

支部会長ご挨拶(水野明久 中部電力(株)会長)

水野会長写真新年、明けましておめでとうございます。
年頭にあたり、皆さまのご健勝とご多幸をお祈り申し上げます。
旧年中は、当協会に格別のご高配を賜り、誠にありがとうございました。
本年も、どうかよろしくお願いいたします。

昨年を振り返りますと、伊勢志摩サミットの開催、リオデジャネイロオリンピック・パラリンピックでの当地域ゆかりの多くのメダリストの誕生、2026年アジア競技大会の愛知・名古屋での開催決定など、当地域は、明るい話題で大いに盛り上がりました。経済情勢においては、個人消費の足踏み等、一部に弱い動きがみられるものの、生産の持ち直しや雇用情勢の引き締まり等を背景に、景気の「緩やかな改善基調」が続きましたが、今年は、米国の新大統領誕生、英国のEU離脱等、国際情勢に大きな変化が予想され、輸出産業が多い当地域としては注視していく必要があると思います。

電気事業におきましては、昨年4月から、電力システム改革における「電力の小売り全面自由化」が開始され、多くの事業者が参入し、様々なサービスが提供され始めました。電力需給の面では、夏期は想定よりも気温が低かったこと等により需要が減少したこと、また、震災以降、皆さまにご協力いただいております、節電・省エネルギーにより、無事に安定供給を果たすことができました。今冬においても必要な予備力を確保できる見込みであります。しかしながら、供給面では、四国電力伊方原子力発電所3号機が、昨年8月、再稼働したものの、火力発電の酷使に頼る厳しい状況に変わりはありません。

11月にはすべての主要温暖化ガス排出国が気候変動対策に取り組むことを約束する「パリ協定」が発効し、COP22では、温室効果ガス削減に向けた新たなルール作りの具体的な検討がスタートしました。
わが国の電気事業におけるCO2排出量は、多くの原子力発電所の長期間の停止により、その水準は高いレベルで推移しております。
2030年度における電源構成いわゆる「エネルギーミックス」において、S+3E、すなわち安全確保を大前提に、安定供給、環境保全、経済性の観点から、バランスのとれた電源構成の姿が示されておりますが、資源に乏しい我が国においては、エネルギー自給率の向上と環境性に優れた再生可能エネルギーの活用や省エネルギーの推進に加え、3Eのバランスに優れる原子力発電の果たす役割はたいへん大きく、その活用はぜひとも必要であると考えております。今後は、地球規模での温室効果ガス削減のためにも、エネルギーミックスをどのように実現していくかが重要となってまいりますが、その施策や環境の整備が速やかに実施されることを望んでおります。

さて、電力システム改革をはじめとして、電気関係事業は大きな変革期を迎えておりますが、重要な社会インフラである電気の安定供給、安全性の確保が維持されていくためには、それを支える電気設備の保安確保、電気技術者の育成、電気安全知識の啓発、電気使用合理化の推進など当協会の果たす役割はさらに重要になると思っております。
当支部におきましても、これらの状況を踏まえ、「安全で利便性の高い電気の普及により社会・経済の発展を図る」という使命に立ち、会員の皆さまに対しては、交流の場である各種行事の開催など魅力的なサービスの提供、電気技術者の皆さまに対しては、ニーズに合った講習会の開催等、その目線に立った事業を計画していくともに、電気の安全使用などの電気知識の広報活動に資する事業については、その充実を図り、電気使用合理化委員会の活動を通じては、省エネルギーの更なる普及にも努めて参りたいと考えております。

今後とも当協会は、中部地域の電気関係業界のお役に立ち、またこの地域の持続的な発展に貢献できるように事業活動を推進する所存でございます。更なるご支援、ご協力をお願い申し上げますとともに、今年一年の皆さまのますますのご発展とご多幸を祈念いたしまして、新春のご挨拶とさせていただきます。

以 上

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